皆さんこんにちは😃快護ラボ知技心です!
今日は終日良いお天気…ですが、気温はどんどん上昇💦脱水予防のためにも、しっかりご利用者には水分補給をしていただきました♪
さて、先週16日は今年度第1回目の社内研修が開催され、知技心として講師を担当いたしました。
テーマは「虐待/身体拘束について」です。
近年介護現場では、実態調査においても、通報、相談件数や、虐待と認定された件数が大幅に増えています。それは、介護従事者によるもの、家族によるもの等さまざまです。
研修のサブテーマも〜基礎基本について、皆さんのケアは大丈夫?〜とし、まず制度上の内容から始まり、具体的な虐待の種類、内容、身体拘束に関することをお話しました。
そして、将来の虐待の芽を早い段階からつむよう、不適切ケアの具体例も挙げました。
さらに今回スリーロックを紹介し、その中でもスピーチロックについて現場で起こりやすい言葉がけを挙げてみました。
ご利用者に一番身近に接するということは、それだけ時間をともにします。そのため職員も自分の言動がどうなのか?またそれが拘束や虐待に該当することがあると自覚がない場合もあります。今回具体例を出したことで、今後自部署において、評価の判断基準の一助になればと思います。
今回のテーマは単純な理由ではなく、複雑な要素が絡み合って起こってしまう内容でもあります。だからと言って仕方ないと安易に片付けることもできないことも意味しています。
私たちの領域「福祉」は、どちらの文字もしあわせを意味します。忙しい日々の仕事のなかで、介護者中心になりかけた時、利用者中心の視点に立ち帰れるか?という軌道修正をするためには、このような研修を定期的に行い、知識を増やしていくことが大事だと思います。忙しさや、体制が不十分だと、結局個人の資質、能力のみに頼ってしまうという悪循環が根付いてしまいますよね💦
私自身今回の講義の準備をしていて、いくつか思い出した事例があります。そのなかでも、特に思い出したのは、平成17年に起こった高齢ご夫婦の火葬場焼身自殺です。ちょうどこの年は高齢者虐待防止法ができた年でもあります。虐待ではないけれど、それを通り越したこの事例。
認知症の妻を介護する夫が将来への不安により、1年も前から用意周到に計画していたこの結末。誰がこのような最後を迎えたくて歳を重ねできたのでしょう…苦労してきたのでしょう…当時何ともやるせない気持ちになりました。
高齢者虐待にしても、身体拘束にしても、そのようなことを受けるために歳を重ねてきたわけではないはず…けれどそのような事例が増える現実…
三世代同居が当たり前の時代から、夫婦世帯のみ、独居、老々介護、認々介護、癌々介護という言葉の通り、社会が激変しています。
文字にしていると、とても厳しい時代にこの仕事を選んだなあと思ってしまいます。
けれど、悩み、抱え込むのではなく、せっかく複数の事業所を持ったアンビションだからこそできる支援を、知恵を出し合ってご利用者に届けられるようにしたいなとも思います。
そしてその先には、ご利用者が歳を取っても身体に不自由さがあっても、見慣れた景色のなかで自分らしく、しあわせを一瞬でも感じ取ってもらえたらなあと…願います。
最後に…今回事例を提供し発表してくれた職員との打ち合わせ風景です。
僅か5分程度の持ち時間でしたが、背景、伝えたいこと等まとめるのに苦労したと思います。けれど改めて自分の実践を客観的に振り返ることにより、気づきや視点の広がりもあったようです。お疲れさまでした♪😄
虐待や身体拘束、スリーロックとは?詳細を知りたい方、研修はぜひ快護ラボ知技心まで🤣
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